| 桂文福の相撲甚句 |
| ●初場所は、大横綱の記録が二つも塗り替えられたんですな〜。今年の干支のように、横綱朝青龍の相撲は猛虎の鋭さでしたな。横綱北の湖の優勝回数を抜き、史上3位の25回目の優勝やけど、今回の暴行問題は気になりますなあ…。それより、先場所から皆が今か今かと待ち望んでいた大関魁皇の幕内808勝の新記録。横綱千代の富士を抜いて、ついにやりました! ●この記念すべき大一番の相手が、千代の富士の弟子の千代大海でした。共に一時代を築いたライバル。土俵にぶん投げられた千代大海は、九州男児らしく潔く引退しました。お疲れ様でした。「千代大海関のことを思うと…」と、テレビのインタビューも断った魁皇のやさしさ。私は、「千代大海関の分まで頑張ってや」と添えて祝電を打ちました。 ●場所中やのに、大関からすぐ礼状が届きました。「一つの節目を達成し、これからも力の続く限り精進し…」とあり、直筆の御礼も。義理堅いな〜。千代大海はつき押し一本でしたから、馬力がなくなればしんどいですが、魁皇にはかちっとした型がある。どんな型や? 福岡のノーガタ!(直方市出身)。チャンチャン。 ●千秋楽に9勝目を挙げ、幕内通算815勝とした魁皇。右上手を取ればまだまだ。稀勢の里、豪栄道、鶴竜ら期待の若手の大きな壁になり、横綱白鵬を倒して存在感抜群! 大阪では前人未到の幕内100場所。天下の大関は、どんと胸を“はる”場所や〜。 1月30日付 読売新聞 夕刊カラー面 |