一門会大成功 「熊野詣」一門ツアー



一門会大成功
昨年11月3日、大阪干日前の「ワッハ上方」のワッハホールに、超満員のお客様をお迎えして、「五代目文枝追悼一門会」が行なわれ、一門の直系20人全員が出演した。マスコミでの人気者が多い中、全員そろえた事はすごい事、改めて師匠をしたう一門の結束の強さを感じた。
まずはビデオで在りし日のおやじの姿を上映し、幕が開くと、きん枝が司会で一門口上、末弟の阿か枝から順に師匠との思い出を語った。なかには大喜利のように芸をしたおす者もいた。口上の後、文珍が一席。ゲストの三代目春団治師匠が、名人芸の「高尾」を熱演して下さり、冒頭「文枝君とは同い年で同期、戦友みたいな仲でした。文枝君にはええお弟子さんがぎょうさんいてはります。どうぞごひいき下さいますよう…」舞台のそでで、手伝いの孫弟子達も直系もみんなウルウル…。
中入後は三枝、きよしのパンチDEデートのようなのりでゲストの西川きよし師を迎えての思い出話に花が咲き、お客さんも泣き笑い。トリは五代目文枝が40代の頃の「天神山」でビデオ出演。陽気で花があり、そしてはんなりとした色気がただよう高座に、場内われんばかりの大拍手で幕がおりた。
又、同じワッハ上方(大阪府立演芸資料館)の展示室で、12月20日まで行なわれた「文枝特別展」も多くの方に見て頂き、こちらも無事幕がおりた。おおきに、おおきに。





「熊野詣」一門ツアー
昨年11月26日から3日間、師匠の親族や一門ゆかりの人達が、3月に他界した師匠の足跡をたどり、熊野地方を巡る旅をした。晩年師匠が何度も足を運び心血を注いで創った「熊野詣」。ご当地の皆さまが師の熊野への篤い思いと、一門の縁を大切にしたいと、世界遺産登録1周年と新宮商工会議所創立50周年記念事業として、企画して下さった。
内容は新宮市民会館で、昼は三枝の記念講演、夜はきん枝、文福、枝女太、坊枝、文昇による一門落語会。きん枝は文枝十八番のうちより「悋気の独楽」、枝女太もおやじゆずりの「稽古屋」、文福は地元ネタの「紀州吉宗公」を熱演。
師匠の入院中の絶筆による「熊野川」の顕彰碑のもとでの記念植樹や、熊野三山(本宮、那智、速玉大社)を正式参拝させて頂き、日本一の那智ノ滝をのぞむ、西国三十三ケ所、第一番霊場、青岸渡寺では、師匠の供養のお経もあげて頂いた。感激したのは、世界初船上での参けい道、熊野川の船下りで速玉大社へお詣り出来た事。清らかな川風にふかれ、小さな木の船がゆらりゆらり。途中参加の小枝やあやめも愛娘なごみちゃんも大はしぎ。
それにしても幹事役の坊枝君。ツアーの添乗員としても立派にやれるでー。熊野の神秘と皆様のあつき人情に包まれ一門のきずなを深めた3日間の旅を終え、玉出の師匠宅の霊前に報告したが、ふと師匠も一緒に旅から帰ったような気がした。



「いちもん新聞より抜粋」