| ワッハ上方特別展「五代目 桂文枝」大盛況 |
| ●9月29日より始まったワッハ上方の特別展「追悼五代目文枝」が連日多くの落語ファン、文枝ファンで賑わっている。大阪府立演芸資料館の4階の展示室の一角に設けた、師匠文枝のコーナー、懐かしい笑顔の等身大の高座姿で愛用の見台を前に座っている姿は、今にも「まぁ〜こっち入り〜」と聞こえてきそう…。鳴物を愛した師匠らしく太鼓等も並び、若き日の希望にあふれた表情の写真等も飾られている。紋付や手ぬぐい、扇子、各地での独演会のポスターやプログラムもあり、貴重な資料をきちんと整理されていた師匠、そして何より奥さんの君枝さんに感謝したい。会場に訪れたお客さんは、向かいのライブラリーコーナーで師匠の十八番のビデオを見て改めて「文枝師匠うまかったでんなー」「小文枝時代もはんなりとして色気もおましたなー」と喜んで下さっていた。 ●この特別展は12月20目までだが、開催中の11月3日、文化の日に5Fのワッハホールで一門の直系20人が全員集合して「五代目文枝追悼公演」が行われる。ゲストに桂春団治師匠、西川きよし師匠を迎え「三枝きよしの思い出対談」も楽しみ。師匠文枝もビデオの大画面で名人芸を披露する。 |
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| 花嫁の父だコエピョン ●秋分の日に感動の涙を見た。小枝の長女里衣さんが福井佑哉さんとおめでたく結ばれ結婚披露宴が行われ、一門から文福、文喬、あやめ、坊枝が出席した。なんと五代目文枝の門弟では子供の結婚ははじめてというのも意外であった。里衣さんは来年成人式を迎える可愛いギャルで、お相手も22才という着さだが、立派な社会人である。大衆演劇の恋川劇団の花形スターで芸名が「恋川真弥」。里衣さんが生まれる前から顔を白ぬりにして頭にナスビをのせて「小枝一座夢芝居」という新作落語でブレイクしただけに、小枝夫人の満紀子さんも大の大衆演劇ファン。両親の影響で里衣さんも熱心なおっかけとなり、12才の頃に新郎と出会い、純愛をつらぬいてきたしだい。里衣さん演出のメルヘンチックな手作りなほのぼのとしたパーティで、キダタロー氏の乾杯で盛り上がり、兄弟分小枝の涙につられながら、文福が新郎新婦に捧げる「河内音頭」や「なぞかけ」等、芸をしたおした。お二人さん、仲よくお幸せに! ! 人生夫婦芝居の幕があく〜。 文福のおいやんストーリー ●私のふるさとは紀の川平野の桃源郷「あら川の桃」でおなじみの桃山町。母校は紀の川をはさんだ粉河町にある粉河高校。我が師匠五代目文枝のルーツをたどれば、明治14年に二代目を襲名し、名実共に桂派のリーダーとして上方落語界に君臨し、明治37年弟子の小文妓に三代目をゆずり、同郷紀州の豪高、紀国屋文左衛門にあやかって桂文左衛門となられた「二代目文枝」師は、紀州粉河の出身。この二代目師匠の没後56年たって「おいやん、弟子にしてけえ〜」と入門した私は、不思議な縁(えにし)を感じている。かといって私が将来「文左衛門」を継ごうなどとはとんでもないことでどうぞご安心下さい。 ●さて、この桃山町と粉河町さらに打田町、貴志川町、那賀町、この那賀町からは医聖、麻酔術を成功させた「華岡青洲」先生が出ていて私とは遠い親戚でもなんでもない…。この五町が今秋合併し、新しい市になり、市名はズバリ「文福市」何でやねん、ほんまは「紀の川市」。すぐに和歌山とわかってええ名前。他にも紀の川沿いの町があるけれど早いもん勝ちか。この新市、紀の川市のとなりの伊都郡高野口町出身の力士に「紀の川」がいる。私が命名者。彼の師匠東関親方(元関脇高見山)と20数年来の友人として角界でいう「くにもん」(同郷)として「紀の川勝和歌」とつけたしだい。将来の関取めざして奮闘中。大相撲ではしこ名に川をつけると上流から下流に下る(番付が下がる)とゲンをかつぐ事も多いが、紀の川は大台ケ原を源流として大和を流れて吉野川、紀州に入って紀の川となり、太平洋に広がる川であり大相撲という大海原へ船出して白星という大漁となり勝って和歌山へ錦を飾れという意味である。 ●尚、私は桃山町の閉町式が行われたピーチホールにおいて相撲甚句「ふるさと桃山」を作詞して唄い、町長をはじめ役場職員、町のボランティア功労者の皆さんに大きな感動を与え、記念すべき素晴らしい日になったと自分で思っている自分が大好きなマスターべーション芸人である。 編 集 後 記 ●今回も一門のみなさんの協力で「いちもん新聞」を出させてもらいました。年末まで各地でお配りさせて頂きます。今年の年の瀬は、ひときわさみしく感じます。12月13日の「ことはじめ」(花柳界や上方の落語界の風習で一年のごあいさつの日)では玉出の師匠宅(我々の第二のふるさと)で一門集まり、わいわいがやがやの酒盛りも今は良き思い出となりました。でもワッハ上方さんにて、おやじの特別展を開いて下さり、修行時代に接したなつかしい品々を間近にして、おやじのそばに居るような気分になりました。それにしても今年は桂文紅師、林家染語楼師、花月劇場でよく師匠文枝と共演されたジャズ漫画の木川かえる先生、上方落語四天王と共に上方芸能に尽力された講談界の大御所、旭堂南陵先生達がそろって極楽寄席の巡業の旅に出られました。あらためて心からご冥福をお祈り致します。各師匠方、あちらでもうちのおやっさんをよろしゅうたのんます。ほな、ちょっと早すぎますが、ええお年を! ! (あーせわしな) 文福 「いちもん新聞より抜粋」 |
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