文福のおいやんストーリー

今年の秋場所現在、70人の関取衆(十両、幕内)のうち、なんと外国人力士が12人、内訳は横綱朝青龍関らのモンゴル勢が7人、あとはグルジアの黒海関、ブルガリアの琴欧州関、韓国の春日王関、ロシアの露鵬関と白露山関の兄弟関取。もはや国技とは「国際競技」の国技といってもいい。現にアマチュア相撲の世界選手権が盛り上がっているからプロで一旗あげたい若者がいてもおかしくない。近い将来、オリンピックにも相撲は入るだろう。

かつて日本のお家芸といわれた柔道も世界中に強豪がいる。しかし今回のアテネではヤワラちゃんやアンノちゃんら女子選手も見事の金ラッシュだったが、なんといっても男子60キロ級、前人未到、史上初の三連覇(アトランタ、シドニー、アテネ)を達成した野村忠宏選手の活躍が光った。一応黒帯の私だが、実は以前あの世界の野村を二度払い腰、一回のともえ投げで、たたみにぶつけた事がある!! 野村君が3才の頃…トホホー。

今から20数年前、露の新治さんらと奈良県の広陵町の喫茶エルムさんで「エルム寄席」という小さな落語会をしており、10回記念の時、大きな会場を探した所、町内に立派な柔道場があり、たたみ敷だし寄席にバッチリ。高座を組んでいる所に近所のお子達がゾロゾロ、その中にここの道場のご子息野村君がおられ、一緒に遊んでたたみにぶつけた。したがって彼は私の胸をかりて世界の、いや、あのね、んなあほな!! あらためて、おめでとう!!

〜 編 集 後 記 〜
「初秋お見舞い申し上げます」暑中見舞、残暑見舞のお返事が遅くなった時に考えた苦肉の策のごあいさつですが、この号は年末まで各地で配布させて頂きます。

さて、我らが上方落語協会も社団法人化や協会誌発行等明るい話題が多いですが、今年の彦八まつりは実行委員長の鶴瓶師のがんばりでなんと2日間で約10万人の方々が生玉さん(生國魂神社)に来て下さいました。特別ゲストの明石家さんま師の効果も大でした。

もう一つうれしかったのは地域寄席の草分け、田辺寄席がめでたく30周年を迎えた事です。毎月1回手作りでこつこつささえて来られた世話人会の皆さんに心から感謝をしたいと光栄にも第1回目の出演者の1人である私め、記念公演にかけつけ、お祝いの相撲甚句を唄い毎席出番を組んでおられる文太師らと鏡開きをさせてもらいました。

10年前からは阪神淡路大震災の復興にも力を注ぎ、「田辺」の笑いをボランティア活動に生かしておられます。今年も各地で台風や豪雨で大きな被害にあいました。お見舞いをこめて「笑い」をお届けしたいものです。(文福)


「いちもん新聞より抜粋」