“さる”年の暮れのお話を・・・

「センター」ご愛読の皆さん、明けましておめでとうございます。本年も、文福の、つたない“文”を読んで、“福”をよんでもらえればラッキーです。よろしゅうお願いします。

今年は、サル年ですね。そこでこんな小噺を・・・。「お客さん、台湾ザル、5匹で1万円、安いでっせ。かわいいでしょ」「こら珍しいな。よっしゃ、買うた!!」お客さんが家へ掃ってよう見たら、1匹だけ、日本ザルがまじっていたので、又店へ行って「おい、1匹だけ日本ザルがおったやないか」「あ、あれは通訳でんね」チャンチャン!!

“さる”年の暮れ、12月の人権週聞の前後には、各地におよぴ頂きました。大津市の堅田中学校、福知山市の南佳屋児童館、大阪市の福島区民センターでは「笑う門には福知山」「笑う門には福島区」と、嬉しいシャレが出来ました。西淀川区のエルモ西淀川から、三重県の東員町へ。ここは近いか、いや、とういん町。でも名阪国道をスーイスイ、大阪から2時間少しで着きました。淡路島の三原町のJAあわじ島の農協まつりから、大分県の臼杵市への移動は、明石海峡大橋を渡り、舞子のバス停からエレベーターで下に降り、JR舞子駅から西明石へ、新幹線に乗り換えて小倉へ。そこから特急ソニック別府から特急にちりんに乗り換えて臼杵へと、鉄道大好き人間は、わくわく気分。

臼杵では地元名物のふぐを、三重の紀伊長島町ではマンボウなどを頂き、文福は、まんぷく状態。鹿児島市、徳島の穴吹町、愛暖の新居浜市玉川町の皆さん達とも、楽しく「出あい、ふれ愛、わきあいあい」をさせてもらい、いい思い出が出来ました。中でも臼杵市では、懐かしい話題で盛りあ上がりました。私は各地へおよび頂きますと、大相撲のほのぼの噺をしまして、ご当所力士の事を話題にしますが、大分では、ひが〜し〜 千代大海 千代大海(大きな拍手)に〜し〜 垣添 かきぞ〜え〜(さらに大拍手)こっちのおっちゃんが干代大海〜 こっちのおばさんが垣添〜 まん中のおじさんが行司〜(ここで大爆笑)となるのですが、臼杵では、もう一つひねって、まん中のおじさんが「とりごえ〜」(ものすごい拍手)鳥越、そんなカ士はおりません。そうです、日本一に揮いた、福岡ダイエーホークスの守備の名手、鳥越選手のふるさとでもあるのです。

さて、懐かしいと書きましたが、臼杵市は、私、初めて訪れましたが、国宝の石仏群等、頭に入っていましたのは、私と親交のありました元小結板井関がここの出身で、よくふるさとの話を聞いていました。若貴・曙時代の前の千代の富士関全盛の頃の名脇役で、両ヒザのケガを抱えながらも、一番にかける抜群の集中力で、はげしい張り手で相手をなぎ倒し、特に横綱大乃国関キラーとして殊勲賞や技能賞を受賞した個性派で経歴も個性的で、福岡の黒崎窯業の相撲部時代、国体で青年横綱をはり、実業団トッブの実績で脱サラしてプロ入り、大学生じゃないという事で、幕下付出しが適用されず前相撲からとらされましたが、序ノロ、序二段、三段目と全勝優勝して、無傷で幕下入りし、意地を見せました。彼が入門した大鳴戸部屋には、私が以前から出入りしていて、小兵の名人十両、維新力関(後に、私が彼の結婚式の仲人をつとめました)と共に青春の思い出をたくさん作れました。板井関は一時、師匠のしこ名、高鐵山を名乗った事もありましたが、地元では板井姓が多く、アマチュアでも大活躍したので、板井で永くとりました。当日、講演会の司会をされた担当者の方も板井さんでした。板井関の断髪式でハサミを入れた話など、「ほり川母家」さんで、ふぐのひれ酒のいいあてになりました。

さて、ご当所関取といえば、初場所楽しみな新十両力士が出ましたでー。奈良県吉野郡川上村出身の大真鶴関(だいまなづる)。苦節12目で念願の化粧まわしを締め、大銀杏を結います。関取とのご縁は、毎年6月、あじさいの花満開の頃、川上村の徳蔵寺さんで「あじさい寄席」をさせて頂き、この寄席の主催者、村のボランティアグルーブ「ポコアポコ」の中に、関取のご両親、大前さんがおられ、毎年打ちあげで、おいしい吉野川のあゆや、山菜料理を出して下さり、息子さんの相撲の話題で盛り上がります。2年前にも、幕下優勝を飾り、あと一歩の所で幕下上位で足踏みしていましたが、去る九州場所で幕下全勝優勝、相撲協会の規定で、幕下15枚目以内で7戦全勝すれば十両昇進出来ますが、彼の番付は16枚目。トホホー。お父さんに電話を入れ、「おめでたいけど惜しかったでんなー」「けど、1月勝ち越したら3月大阪で十両で帰って来れるしね」「それも楽しみでんなー」

その2、3日後、今場所より公傷制度を廃止したかわりに、幕内十両を4人増やした上に、武蔵丸関、蒼樹山関の引退に伴い、繰り上がって十両昇進となった大真鶴関。運も実力のうち。師匠の元・大関大受の朝日山親方と共に、村のホテル杉の湯に錦を飾った関取に、「あじさい寄席」レギュラー露の新治さんらと力士のぼりを贈りました。いよ!!親孝行、大真鶴関!!

「神戸月刊センターより抜粋」