| 文福一座夏まつり 桂三枝上方落語協会会長誕生 |
| ●我が「(有)文福らくごプロモーション」も、おかげさまで、何とか15周年を迎える事が出来ました。これもひとえに、私の努力のたまもの、いや、皆さまのご支援のおかげと、心から感謝しております。誌面をお借りして、御礼申し上げます。ありがとうございます。 ●天下の吉本興業から、家内興業に転じ、「ふるさと寄席 文福一座」を旗上げし、全国市町村 今春はシンガポール マレーシア インドネシアで出あい、ふれ愛、わきあいあいをモットーに、ほのぼのとした寄席空間。老若男女、健常者も障害をお持ちの方も、みんな仲よく、“よせ”集ってもらおうと、頑張ってまいりました。 先日、記念の会を「文福一座 夏まつり」と題して、大阪ミナミの高津宮で催しました。この神社は、上方落語の名作「高津の富」や「延陽伯」「崇徳院」の舞台になった所で、由緒のある神社です。 境内の参集殿の建物を「高津の富亭」と名付け、我が師の「文枝一門会」や、私もレギュラーの新作落語の会「新撰落語もぎた亭」等、今や落語会の人気スポットになっています。今回の、「文福一座 夏まつり」のチラシから引用しますと、「落語を聞いてオチついて、笑う門にはフク話術 エンヤコラセ〜と唄ったら、ますますオンドが もりあがり ほんまに あつ〜い寄席でっせー」 ●まず弟子のちゃん好君が「動物園」の一席。副座長小福君が「代書屋」。千田やすし君の「腹話術」があり、私が一応十八番の「大相撲風景」。勿論「相撲甚句」も大サービス。さらに民謡漫才の内海ばん・ゆりご両人がギターを弾いてのナツメロイントロ当てクイズ等でもりあげ、私が紋付から名前を染めぬいた着流しにお色直し?をして「河内音頭ショー」。太鼓は弟子のまめだ君。ギターおはやしのばん・ゆりさんも、背中に私の似顔絵が入ったピンクの一座のハッピ姿で大はりきり。 ここで中入り(休けい)を頂き、お客さまは一たん境内に出てもらって、手足を伸ばし気分転換をしておられる間に、座敷にテーブルを並べてビール、おつまみ、料理を並べて後半は「ほのぼの交流会」。千田君のおもしろマジック、小福ちゃんの南京玉すだれ。手伝いに来てくれた坊枝君、勢朝君、阿か枝君らとわいわいがやがや、楽しい宴となりました。 ●高津宮と共に、上方落語にご縁の深いのが近くの生國魂神社。通称、生玉(いくたま)さん、高津宮も親しみを込めて高津さんと皆さん呼んでます。この生玉さんでは、今年も、上方落語ファン感謝デーとも言うべき「彦八まつり」が行われまして、9月6日夜には「桂文福とワ!つれもていこら〜ズ」も、コンサートを行います。 元禄年間に、生玉さんの境内で人気を博した上方落語の始祖、米澤彦八師の碑があり、落語家のおもしろ屋台等が並び、もりあがりますが、今や、上方落語協会は、新しい風が吹こうとしています。 この夏、十五年ぶりに、選挙で選ばれ、新会長に就任しましたのが、我が文枝一門の筆頭弟子の三枝さん。現相談役の文枝と師弟二代にわたっての会長となりました。 皆さん気軽に、寄席に「いらっしゃ〜い」この三枝会長は、創作落語の大家だけにユニークなアイデアマンで、早速、協会ホットラインを設置して、若手からの意見もどんどん取り入れようと、はりきっておられます。 副会長には同期の桂春之輔さん、林家染丸さん、そして今回より新しく設置された書記長には月亭八方さん、企画委員長には笑福亭仁智さん、広報委員長には笑福亭鶴瓶さん。私もおこがましくも理事の末席をけがすことになりました。 ●先日、その新会長就任の総会があり、懇親会の席では「上方落語協会新体制河内音頭」を私は高らかに唄いました(どこでもようやるな〜)。その三枝会長もお若く見えますが、なんと還暦を迎えました。 先日、還暦記念落語会があり、師匠文枝、兄弟弟子のきん枝、文珍、小枝等の皆さん、三枝一門のお弟子達が集まりました。キタやミナミの大ホールではなく、三枝師の思い出の故郷、大阪港区南市岡(JR弁天町)の田中機械ホール。「私だけじゃなく、ここに来てくれた同級生もみんな還暦や、一緒に祝おうや」との思いでした。私はお祝いに相撲甚句「桂三枝物語」を作り、心を込めて唄いました。 ●ハァ〜ドスコイ ドスコイ ひびけ笑い声弁天町によ〜 アードスコイ ドスコイ 戦下はげしい18年 生まれましたる快男児 姓は河村 名は静也 女手一つで育てられ 母ちゃん思いの親孝行 関西大学時代にはロマン亭チックで人気者 落研ブームの立役者 昭和四十一年に 上方落語の大御所の 小文枝師匠に弟子入りし もらった芸名三枝なり 伝統世界のその中で 近代センスが輝いて さわやかトークで売り出して ヤングオーオーヤンタンや国盗りゲームやおなじみの 新婚さんいらっしゃい〜 グーやオヨヨやふしぎなな〜 ギャグもお茶の間で大はやり テレビ ラジオの売れっ子も 噺の情熱忘れずに 創作落語の名作で 日本 全国 世界中 笑いのうずを巻きおこす(後略) 本日 還暦落語会 うれし涙のヨーオホホイア〜 三枝さんよア〜ドスコイ ドスコイ。 「神戸月刊センター9月号より抜粋」 |