| 有馬の温泉でアリ?マー!! |
| ●不景気風が吹く中も、おかげさんでけっこうお座敷がかかります。私は、自称「エンカイティナー」東西落語界約700人中、唯一の河内音頭取りだし、相撲甚句やドンパン節も歌うしね(どんな、はなし家や!!) そんな私の芸が買われて、先日、漫才のB&Bの島田洋七さんから声がかかりました。 「もしもし、ひさしぶりやなー。元気か?俺の知り合いで、山田ふとん店の専務が居てんねん。君の大ファンでな、有馬グランドホテルでの慰安会に、ゲストで来て欲しいて頼まれたんや。」「そうでっか、うれしいですわ。よろしゅうたのんますわ。洋七さんの顔もあるやろし、うちの一座のメンバーを連れて行って、ギターや太鼓を入れて河内音頭でもりあげまっさ。」「いやいやそんなに大層にしてもらわんでも、一人で来て軽く一席やってもろたらええんや。」 ●さて日が近づいたのでホテルの宴会係さんにTELをして、山田ふとん店さんの事や宴会の内容をお聞きしようとしましたが、「いや、あまりくわしい事は知りません。」とのお答え。当日、早目に行って打ち合わせをしようと、弟子のまめだ君に会場へ行かせましたが「お客様はゆっくりお食事をされてますので、こちらがおよびするまでお部屋でひかえていて下さい。」 なんや落ち着かん状態で着物に着替えていましたら、洋七さんがやって来て「山田ふとん店の幹部ばっかり十数人にコンパニオンがついている小さな宴会や、俺が先にどん張の前で司会するわ。」「皆さんこんばんわ〜、文福さんの落語でごゆっくり〜。」 ●チャカチャンリンチャンリン・・・出ばやしと共にどん帳があがると「まってました!!」「え〜、一席のおつきあいを・・・」と客席を見ますと、温泉の浴衣姿の皆さんが、なぜか手ぬぐいでほうかむりをしています。落語を早目にきりあげ宴会芸の河内音頭を唄いましたら、皆いっせいに立ちあがって踊り出し大にぎわい。 そして皆さん手ぬぐいをとったらガビ〜ン。そこにあらわれましたのは、コメディーNO1の前田五郎師匠、吉本新喜劇の池乃めだかさん、島田一の介さん、B&B洋七・洋八さん、ザ・ぼんちのおさむ・まさとのご両人、今いくよ・くるよのお姉さん、太平シロー君、オール巨人・阪神君、超売れっ子の島田紳助君、私の弟弟子の小枝君、若手の華丸・大吉君。 何が、山田ふとん店や!!吉本のバリバリばっかりや!! ●以前は、ぼやき漫才の人生幸郎師匠が会長で「花月会」という吉本の芸人さん達の楽しい宴会がよくありましたが、今や芸人さんの気質もかわったみたい。そこで、久しぶりに楽屋の修行仲間が集まろうや、それならゲストを呼ぼうとなり、私をおよび下さったのです。一門の新年会の時も、小枝君は私に内緒にしていたのです。 吉本をはなれて15年・・・。お客が仲間とわかった後も、なつかしい芸人さんの名前や思い出をおりこんで音頭や甚句と芸をやりたおしました。 「イの一番に文福を指名した。思った以上に盛りあがった。この企画は大成功!!久しぶりに君と飲めてうれしかった・・・。」と後日、写真と手紙を下さった前田五郎師匠。約束通り「山田ふとん店」としてギャラをくれました。(全員のカンパで・・・。)次回は、会費を払ってぜひ参加したいものです。やっぱり、楽友(楽屋の友)は、ええもんやな〜。らルらル〜 文福のおいやんストーリー「いちもん新聞 第48号」より抜粋 |
