初秋お見舞い申し上げます

秋風がさわやかな季節となりましたが、先日改めて不景気風が身にしみる事を実感いたしました。
大阪釜ケ崎での「ボランティア寄席」に出してもらいましたが、仕事がなく路上生活をされてる人々が多く集まってくれました。大阪万博にむけて盛り上がった昭和40年代。働き盛りのおっちゃん達が汗水たらしてビルや道路を作りました。現在年老いた人々は、三角公園で仕事にあぶれた毎日です。

大体、落語は屋外ではやりにくいものですが、2千人近い方々が三角公園にゴザを敷いて我々の高座に集中して聞いてくれました。「久しぶりに笑ったな・・」「落語や河内音頭楽しかったな・・」。歩いて十数分でミナミのど真ん中、映画や芝居、演芸が楽しめます。でもそんな余裕がないんですね。

ミナミといえば道頓堀中座の火事で浪花名所の法善寺横丁も大変な被害に遭われました。お店は焼けても人々の人情、思い出は消えません。一日も早い復興を祈りたいです。皆さんもどんどん法善寺横丁に足をお運び下さい。釜ケ崎の方々も仕事帰りに一杯飲みに来られる日が来るといいですね・・・。


「いちもん新聞 第46号」より抜粋